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若き日のキースジャレット 秋の夜長の超おすすめ曲 

サムホエア・ビフォーキース・ジャレット・トリオ

イーストウエスト・ジャパン
2000-02-09
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おすすめ平均 
未完成ゆえの『明るさ』
キース・ジャレット若き日の演奏

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 1968年8月 ハリウッド、シェリーマン・ホールでのライブ録音。

 若き日のキース。 ちょうどマイルスに見出されてマイルスバンドに入った頃の「若さあふれる」+「明るくてマイルドな」演奏が多くはいっている。

 このアルバムの売りはボブ・ディランの『My Back Page』のカバーではあるが、私のお気に入りはタイトル曲の 「Somewhere Before」 ! 

 小難しいテンションを使わないシンプルな和声の構造と琴線をほどよく刺激するAメロ、90年代の繊細で美しいキースのピアノとは違って荒削りだけどストレートに胸にグッとくるものがあります。

 もう一枚、同じタイトルのアルバムがありますが、それはまた別の曲が入っていました。

 Somewhere Before いつかどこかで。。。 というイメージに相応しいジャケットのデザイン。 おそらく、第二次世界大戦前のニューヨークあたりの街並みだと思いますが、このジャケットにも とても郷愁を感じます。 自分の中では、S40年頃の新宿のイメージ(あくまでイメージね。。 実際はもっときちゃない街だった)を連想します。 

 というわけで、「秋の街並み」とは 街路樹の枯葉舞う都会の街並み というイメージで、この曲を聴いて 私は一瞬ホッとするんです。 この曲のAメロは単純だけど美しい!

 若き日のキースジャレットの代表作だと思うので、是非聴いてみてくださいね。

by Mono_Rain | 2004-11-05 07:59 | いろんなお薦め  

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