2004年 11月 05日 ( 6 )

 

Crusaders 究極の長寿&ファンキーバンド

 Crusadersをあまりご存知でない方のために、簡単な「歴史」をまとめてみました。 歴史的事実の一部は、1984年のジョーサンプル来日パンフレットから抜粋いたしました。

 The Crusadersの始まりはとても古く、私の生まれる前、時は1952年、朝鮮戦争の真っ只中のTexas州Houstonで、ジョーサンプル(13歳)が地元の同好の志とバンド活動をはじめた頃に遡る。 バンドの名前は「スイング・スターズ」。 メンバーは、ドラムスがStix Hooper(14歳)、トロンボーンがWayne Henderson(13歳)、BassとSaxがWilton Felder(12歳)である。 彼等は、同じスミスハイスクールに進学し、その頃からJAZZ、BLUESをベースにR&B、GOSPELなどあらゆる音楽をとりこみながら少しずつ着実に音楽的に発展成長していったそうだ。 

 地元での名声が高まるにつれ、グループ名を「モダンジャズセクステット」「ナイトホークス」と変えていき、1950年代後半に活動場所をウェストコーストに転じてからは、「Jazz Crusaders」と名乗った。

 彼等の音楽理念は結成当時から一貫している。

  ジョーサンプルは、

  「クルセイダーズの本質は、結成当時からなんら変わっていない。私達の心のおもねくままに、いつもストレートな気持ちをこめて演奏しているのだ。 音楽は、何よりも素直な気持ちを伝えることであり、聴いてくれる人を楽しませなくちゃ」

と語っていたという。 この理念は、半世紀たった今でも彼等の心の中に生きつづけている。

 60年代に入ると、西海岸を舞台に、ライブ、レコーディング、セッション、そして4人各様のセッションワークなど幾重にもクロスした活動を展開していた。 60年代後半にはCrossover,Fusionのうねりがおこり、彼等も「JAZZ」を外して「The Crusaders」と名乗るようになった。 

 そして70年代のFusionの隆盛の一翼を担う素晴らしい作品を次々と世に送り出していった。 71年から76年まではラリーカルトンがギタリストとして在籍し、まさに一世を風靡したFusionGroupとなった。 そして、1979年、Randy CrawfordをVocalに迎えた 「Street Life」が大ヒットして、その地位を固めることとなった。70年代後半に出されたアルバムはどれをとっても素晴らしい。21世紀の今聴いても心踊る感動が味わえる。

 80年代に入っても毎年のように新しいアルバムをリリースし衰えることを知らないスーパーバンドとなったが、実は、1975にオリジナルメンバーのWayne Hendersonがプロデューサに専念するためCrusadrsを去っていた。 ヘンダーソンの脱退は彼等の音には大きな影響を与えなかったが、1986年にはドラムのStix Hooperまでもが脱退してしまう。 この頃は、Joe SampleがソロでBreakしていて、そんなこんなでメンバー間に隙間風が吹いたのだろうか...これは大きな痛手であった。

 88年にリリースされた「Life in the modern world」は俗物に侵されてしまったCrusadersの抜け殻が鳴っているワーストアルバムである。 オリジナルメンバーが二人しか残らず、前述の音楽理念も影が薄くなってしまったのだろうか。世の中もバブルのはじめの頃で、皆、浮かれていて大切なもの-「心」をなくしていった時代でもあった、世の中に敏感な二人がこういうアルバムを作ったのもまた「自然」なのかもしれない。 Funkyさの無いただの薄っぺらい俗物のCrusaders、このアルバムは、そういう意味からもCrusadersファンには一度は聴いてほしいアルバムである。

 次の「Healing the wounds」は、マーカスミラーをプロデューサに迎え、まさに「傷を癒す」アルバムであった。このアルバムでは、CrusadersのFunkyな情緒が復活している。しかし、バンド内の傷は癒えなかったようで、このアルバムを最後にバラバラとなってしまうのである。

 90年代は、Wayne HendersonとWilton Felderが、Joe Sample抜きで「Jazz Crusaders」として、何枚かのアルバムを残している。 Louisiana HotSauseとか、気持ちの良いノリのアルバムであり、彼等もきっと昔に戻りたかったのではないかと思う。 一方のJoe Sampleは、ソロ活動でClapton、マーカスミラーとのLegends等 マイペースで良い仕事を続けていた。 
 
 そして、2002年ついに、The Crusadersが復活した。 残念ながら、Wayne Hendersonはいないが、あの70年代後半絶頂期のメンバーである、Stix Hooper、Wilton Felder、Joe SampleがReunionして戻ってきたのである! そうしてリリースされた 「Rural Renewal」は、少しおとなしくなってはいるものの以前のCrusadersがそこに存在する素晴らしいものとなっている。 

 2003年10月、Crusadersが大阪に来た。 Stix Hooperはいないものの、あとのメンバーはサポートも含めてRural Renewalのレコーディングメンバーである。 ライブは本当に素晴らしかった。 彼等の一貫した音楽理念は演奏自体やMCにまでもしっかりと見てとれた。 もう彼等も60代半ばである。 あと何年続けられるだろうか。。 また来日して元気な姿を見せてほしいものである。 歳をとっても、「その時々の気分を大切に、心豊にして音楽に浸りきる」というコンセプトを維持し続けるだろうし、維持し続けていれば、きっとまた素晴らしい演奏を聴かせてくれるに違いない。

 何はさておき、結成が1952年、途中空白が少しあるもののもう既に半世紀以上も続いているバンドである。 あのローリングストーンズでさえまだ40年である。 特に、Joe SampleとWilton Felderは とても仲良しで、きっとお互いの嫁さん以上にお互いを知り尽くした仲なんだろうと思う。 こんなにも長い間一緒に音楽が出来るなんて 奇跡みたいな人たちで本当にうらやましい。 これもそれも、きっと何度も言う「理念」を共通して持っているからなんだと思う。 そしてその理念をバックボーンとして、彼等が繰り出すリズム、メロディが私達を感動させる。 ミュージシャン冥利につきる人生を送ってますね。

 こんなCrusadersです。 もし、ひとつも聴いたことのない方でしたら、Street Lifeをまず聴いてみてくださいね。

 
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by Mono_Rain | 2004-11-05 08:13 | いろんなお薦め  

Joe Sample / Did you feel that?

アルバムタイトルは 「Did you feel that?」 

  1994年に発表されたクルセイダーズのピアニスト Joe Sampleのソロアルバム。

  この頃は、クルセイダーズの暗黒期で、お互いがバラバラでソロ活動を行っていた時期である。

  そんな中、ジョーサンプルは、一時期のデコレーションし過ぎのスタイルから一変して、素朴なグルーヴと哀愁感が漂う独特のメロディラインを強調したアルバムを出してきた。

  全編、ジョーはFender Rhodesを弾いている。 そのソロのなんと美しいことか。。。 比較的ゆっくり目のミドルテンポで、管楽器のリフと気持ちの良いカッティングのギターがうれしい。 ジョーサンプルは本当に気持ち良さそうに弾いている。 

 このアルバムは、忙しい日常の合間に、数時間ポッカリと空いた時間に是非聴いてほしい。 シンセのPCM音ではない本物のローズピアノの素晴らしさも堪能できます。 僕は、1曲目と10曲目のAメロが泣けます。。

 そんなアルバムが千円ちょっとで手に入る時代なんですね。。。。

Did You Feel That

発売日 1994/08/30
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by Mono_Rain | 2004-11-05 08:11 | いろんなお薦め  

Crusaders / Street Life ** Fusionの故郷

1979年にリリースされたアルバム。 タイトル曲のストリートライフは、RandyCrawfordをVocal迎えてシングルでも大ヒットした曲です。JoeSampleは7曲全編に渡ってFenderRhodesを弾きまくっています。全て素晴らしい曲ですが、個人的には、StreetLife と Night Faces がお気に入りです。中でもStreetLifeのJoeSampleのソロは「これぞサンプル節!」というフレーズのオンパレードです。 

曲の構成
   曲名           Key
1 Street Life          Fm
2 My Lady            Am
3 Rodeo Drive         Gb
4 Carnival of The Night  Em
5 The Hustler         Dm
6 Night Faces Db?

このアルバムをもっと詳しく見たい方はこちらへどうそ。

Street Life

発売日 1996/03/26
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ランディー クロフォードの歌唱がすばらしい
音の熱さを感じたい

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<付録>
[Street Lifeのコード進行]

Intro:未

A:
| Fm7 | Bbm7 |Cm7 |Fm7 |
| Fm7 | Bbm7 |Cm7 |Fm7 |

B
|Bbm7 |Cm7 Fm7 |Bbm7 (Eb7) |Abmaj7 |
|Ebm7 |Dbmaj7 Fm6onD |Bbm7onF (Eb7) |Abmaj7 |

A: Repeat

B":
|Bbm7 |Cm7 Fm7 |Bbm7 (Eb7) |Abmaj7 |
|Dbm7 Gb7 |Bm7 E7 |Bbm7 (Eb7) |Abmaj7 |

C:
|E BonEb |Dbm7 B |E BonEb |Dbm7 B |
|F ConE |Dm7 C |F ConE |Dm7 Fm7onBb ~

-----------------------------------------------------

基本構成
intro:

歌 : A-B-A-B”
歌 : C
歌 : A
Rhodes solo: A-B-A-B”
歌 : C
Sax solo : A-B-A-B”
歌 : C
歌 : A-B-A-B”
歌 : C

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<コード取りの感想>

Bの後半部分が 二つとも同じだと思っていたら、微妙に違っていた。
B”の方は、II-V進行なのですぐわかったのですが...

BとB”に書いてある (Eb7)は、曲には入っていませんが、
手癖で 弾いてしまうコードです。
・CからAに移るところのBrassアンサンブル:
  和音構成を書くと、(上段がTop Note です)

F  F#  G#  A
C →C# →D#→E
G  G#  A#  B

 こういうコードはどう表現すれば良いのだろうか....
   たとえば最初の和音は、G11でいいのかな....
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by Mono_Rain | 2004-11-05 08:08 | いろんなお薦め  

Crusaders / Rhapsody & Blues ・・ Fusionの故郷

Rhapsody & BluesCRUSADERS

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Crusadersが一番元気だった頃のアルバム。 

ビルウィザーズをVocalに迎えた「Soul Shadows」 、レコードの時はB面だった、「Rhapsody and Blues」 この2曲は、是非聴いて欲しい。 

Soul Shaodowsは、Billの渋すぎるVocalとマイナーな曲調がとてもいい感じで混ざり合っている。 Joe Sampleのピアノソロも感涙モノだ。 

Rhapsody and Blues はBallad調のインスト。 ラリーカールトンのギターとウィルトンフェルダーのSaxが奏でるAメロは 人の心を溶かす。 Joe Sampleのエレピソロは、哀しみを吐き出させる。 単純なコード進行だが、人の心をひきつけるに十分なアンサンブルだ。 

 全編、マイナー調ではあるが変に湿っぽくない凛とした感じの曲。 私的には村上春樹のカンガルー日和などを読みながら聴きたい。 

 若い方で、まだCrusadersを聴いたことがない方は、是非 聴いて欲しいアルバム。 CDも そろそろ絶版のような気がするし。。。。 

 そういえば、昨年、Crusadersが大阪に来たときに、このCDにJoe Sampleのサインをもらいました。 
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by Mono_Rain | 2004-11-05 08:03 | いろんなお薦め  

若き日のキースジャレット 秋の夜長の超おすすめ曲 

サムホエア・ビフォーキース・ジャレット・トリオ

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未完成ゆえの『明るさ』
キース・ジャレット若き日の演奏

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 1968年8月 ハリウッド、シェリーマン・ホールでのライブ録音。

 若き日のキース。 ちょうどマイルスに見出されてマイルスバンドに入った頃の「若さあふれる」+「明るくてマイルドな」演奏が多くはいっている。

 このアルバムの売りはボブ・ディランの『My Back Page』のカバーではあるが、私のお気に入りはタイトル曲の 「Somewhere Before」 ! 

 小難しいテンションを使わないシンプルな和声の構造と琴線をほどよく刺激するAメロ、90年代の繊細で美しいキースのピアノとは違って荒削りだけどストレートに胸にグッとくるものがあります。

 もう一枚、同じタイトルのアルバムがありますが、それはまた別の曲が入っていました。

 Somewhere Before いつかどこかで。。。 というイメージに相応しいジャケットのデザイン。 おそらく、第二次世界大戦前のニューヨークあたりの街並みだと思いますが、このジャケットにも とても郷愁を感じます。 自分の中では、S40年頃の新宿のイメージ(あくまでイメージね。。 実際はもっときちゃない街だった)を連想します。 

 というわけで、「秋の街並み」とは 街路樹の枯葉舞う都会の街並み というイメージで、この曲を聴いて 私は一瞬ホッとするんです。 この曲のAメロは単純だけど美しい!

 若き日のキースジャレットの代表作だと思うので、是非聴いてみてくださいね。
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by Mono_Rain | 2004-11-05 07:59 | いろんなお薦め  

LPレコードのMD化 効率化スペシャル



最近、無性に荒井由美が聴きたいんですよ。 

昨日も、あぁ荒井由美が聴きたいなぁと思いながら車を運転していました。

 荒井由美は、CDではなくてLPレコードとカセットしか持っていなくて、

カセット環境は現在はナシに等しい状態、レコードも、聴くとなったら

結構いろいろと準備が必要なので、いっそのこと、MD化してしまおうと思い、

突然LPレコードのMD化を行っています。 

予定していた仕事の打ち合わせがなくなったので、

こういうときには、こんな日ごろできないことをやらないとね。

  さて、一口にレコードのMD化といっても、単純にLPレコードをかけながら

MDを録音するという訳にはいきません。 そのまま、録音してしまうと、

最初から最後まで一曲として登録されてしまうので、一曲毎に、レコード針をあげて

MDをとめて、、、という作業が必要です。 やってられねーー! 

   というわけで、こんな段取りで LPレコードのCD化をやってみました。

 (1)まず、レコードプレーヤとZoomのMTR MRS1266を接続。

 (2)レコードをA面、B面ともに連続して録音。

 (3)全部MTRに録音し終わったら、MTRをパソコンに接続。

    Waveファイルとしてパソコンに取り込み(取り込みソフトはZoomのフリー
    ソフトを使います)

 (4)取り込んだWaveファイルを曲毎のファイルに分割するのは、
    wave splitter というフリーソフト。 このソフトはスゴイ。 自動的に
    無音状態を認識して、勝手に分割してくれます。

 (5)分割したwaveファイルを CDに焼きます。

 (6)MDミニコンポでCDからMDへダビング。

   この方法で、まず、 「ミスリム」をMD化。

 このアルバムは、1974年録音。 Bs細野春臣 kb 松任谷正隆
 Eg 鈴木茂に back chorusが山下達郎、大貫妙子、金子マリ など
 そうそうたるback musicianたち。。。 本当に30年前のアレンジか?
 と思ってしまうカッコいい演奏です。 荒井由美の感性のペーハーが
 まだまだ強アルカリ性だったころの曲は、本当に心に沁みます。

  このアルバムを もしまだ一度も聴いたことがない方は、是非聴いてほしいなぁ。
  
   次に、荒井由美で一番好きなアルバム「悲しいほどお天気」を現在、録音中!

   やっぱり、荒井由美の曲と歌詞とアレンジは素晴らしいね。 80年代前半までの

 アルバムに限るという限定付だけど。 
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by Mono_Rain | 2004-11-05 07:55 | その他